誤解から始まった日本の古代史  


私が旧ブログから何度も言い続けてきた言葉

みなさんも「耳にタコ」と思われるかもしれませんが

日本の古代史の物差しは「日本書紀」と「魏志倭人伝」です


日本書紀に書いてあることがすべて正しいと思っている人に

何を言っても「馬耳東風」でしょうけど・・・

古事記、日本書紀に共通していることは、天武天皇以降に

編まれた歴史書であることで、全ての日本の古代史は8世紀から

始まっているのは動かしようが無いのです

書いてあるから事実と言っても、それ以前の古文書が無いのであれば

記紀を信じるしかないというのが研究者・学者先生の言い分です


どうして残されていないのか?

中大兄皇子が蘇我蝦夷・入鹿を滅ぼしたときに、蝦夷が火を放って

自害し、その時に朝廷の歴史書も一緒に焼けたとか、蝦夷が燃やして

しまったからとか言われていますが、私は信じていません

国家の大事な歴史書が朝廷ではなく「蝦夷の私邸」にあったというのも

不自然ですし、蝦夷がその時の「大王」だったのなら理解もでき、私邸

ではなく「宮」「別宮」にいたところを責められたから消失した可能性は

ありますが・・・

おそらく、中大兄皇子の手に渡り後に焚書になったか、天武帝から持統帝

の手に渡り、藤原不比等の手によって、日本書紀の素として使用され、後に

破棄された可能性もあるように思えます


こんな話ばかりでは面白くもありませんので

平安時代のお話でもいたしましょうか・・・・


時の権力者だった藤原道長という人は、阿弥陀の救いを信じて無量寿院を

建てたといいます

道長が権力のトップに君臨していた時代、「望月の世」だったわけですが

彼の仏教信仰は【国家鎮護】ではなく、自分が「浄土」に行けることだけ

しか目に入っていなかったと言います

ですが立派な寺院を建て、阿弥陀仏九体を安置したのですから

極楽往生して最高位の【上品上生(じょうぼんじょうしょう)】になれたのかと

思ったら、なんと【下品下生(げぼんげしょう)】だったと言います

*極楽における九等級の座席の事で「上品上生」が最高位で

最下位が「下品下生」だといいます

このことは【栄花物語】に道長の娘・威子の夢の中でお告げがあったと

記されています

宇治の平等院鳳凰堂なども、藤原頼道が自分の権力と財産を注ぎ

自分のための極楽浄土を築こうとして建てたものだといいますから

貴族の欲は最終的には極楽でも「自分だけ特別」な位置にいたいと

いう権力思想から抜けきれなかったのかもしれません


ヤマト朝廷のトップですらこんな有様なのですから、朝廷の祭祀に対する

真摯な気持ちなど微塵も見られないことが解ります

公卿も皇族たちも自分達が「あの世」で安寧な暮らしができる事だけを

願って、仏の僕としてすべてのチカラを費やしていたように感じます



私は旧ブログで、平安以降は「神に対する意識」がどこにも見えないので

ブログを書かなくなったことが有ります

どこを調べても「熊野詣」や「叡山詣」の記述ばかりで、神道の祭祀など

殆ど付け足し程度のものになっています

夢や希望を持っている方には申し訳ありませんが、明治天皇以降は別として

平安中期以降の天皇に「祭祀王」の面影はありません

国家神道として神道が天皇家に復活するまで、祭祀は庶民だけのものに

なっていた可能性すらあります

どうして歴代天皇が「伊勢神宮」に参拝しなかったのかが、大きなカギを握って

いることは確かです、国・民のために祈っていたはずの天皇が、或る日を境に

日本で最も熱心な仏教徒に様変わりしたのです・・・・

近代の神様に願い事をしたり救いを求めるようになった発端は、聖武天皇が

仏に縋り救いを求めたことから始まっています

神さまとは願い乞うものではなく、あくまでも今ある事の感謝を奉げるものです

祭祀王が仏の僕(しもべ)になったのですから、神の子孫はその時「ただの人」に

成り下がったという事でしょう

ただの人が祭祀王であるはずがありませんが、その辺は目を瞑ってもいいとして

祭祀より妻子を選んだ時点で、もはや情状酌量はできないと私は考えます


今私たちが神社に足を運び、手を合わせているのも、明治政府が画策した

国家神道への誘導です

しかし、私はそんなことなど気にせずに神社とは神が立ち寄る場所と言う認識で

誰を祀って有ろうとも、古来から日本に御座す(おわす)神々に向かって感謝する

ことを心がけています。



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Posted on 2017/09/04 Mon. 22:34 [edit]

category: 歴史

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