被差別民を考えてみる (弐) 安倍晴明とは  


何だか今日は訪問者の数が多いような・・・・

と、いう事はあの法則だろうか?

本当に魅力がある方の影響力に脱帽します

でも、過疎ブログですからそれなりに・・・それなりに(笑)


明日から東京・靖國参りに行ってまいります

その報告は後日にでも・・・


さて、陰陽師・安倍晴明のことは日本人の多くが知っている

安倍晴明という名前は知っていても、どんな人物だったかは

意外と知られていない気もしますが

というより、知りたくても「知りようがない」というのが正しいかもしれない


安倍晴明は【摩訶不思議な術】を駆使して帝や公卿の御用達として働いた

有能な「陰陽師」だった

ときには「式神(しきがみ)」を使役して、様々な難問を解決した


残念ですが、そのようなことではなかったと言えます

現代の安倍晴明像は後世に大きく「盛られた」ヒーロー像なのです

第一・・・安倍晴明を「あべのせいめい」と読むのかも定かではありません


晴 とは、 日 + 靑 

 セイ ショウ あお あおい

靑には「澄み透る」の意味が有り、晴は「はれる、はれ」の意味となる


明 とは、 囧(ケイ) + 月

囧は「窓」のこと、窓から月明かりが入り込むことを「明」という

古代中国北部の地方では、半地下式住居が多く竪穴住居には

窓が一つしかなかった、其処から入る窓明かりを神の訪れと考え

窓のところに神を祀った

そこから神の事を【神明】と呼ぶようになったそうだ・・・

「天地神明に誓って」の「神明」とはこの意味である



安倍晴明といえば「信太の狐」でも有名だ・・・



なぜ晴明と狐が結びついたのだろう?

これにも被差別部落が関係している可能性がある

というのも、【葛の葉狐】というのは室町期に民衆の間で

流行した説教節(せっきょうぶし)のことなのである

説教節は声聞師(しょうもんじ)よって語られ様々な形に変化して行き

説経の者は、中世にあっては「ささら乞食」とも呼ばれた

そのような被差別民の上位に位置していたのが陰陽師だった


安倍晴明が天文博士から天文道を学ぶ学生になったのは40歳という

通常なら若い時からするものだが、何らかの事情があって

40歳まで許されなかったのか・・・・

彼は28歳の時に【大舎人】だったとされ、大舎人とは官位も八位以下

でかなりの下級役人と思われる(宮殿の雑用係・お供の者・宿直係)

親が四位・五位の子や孫から選ばれたらしいが、28歳で大舎人というのは

安倍晴明は出世とは無縁の人物だったのか、さらに40歳で天文得業生に

なったのには、何か大きな理由があったのだろうと・・・


私は安倍晴明は帰化人、若しくは帰化人の子孫だったと思っている

大陸や半島では道教が日本より進んでいただろうし、親が帰化人であったなら

天文・易学に精通とまで言わなくとも、素養があった可能性が高い

自らの立身出世を考えた時に陰陽師として、のし上がる道を選んだのかもしれない

40歳までの経歴や出自が不明なのも、中臣鎌足や大海人皇子と似通って

いると思うのは考え過ぎだろうか・・・・


安倍晴明の逸話にこんなものがある

*仁和寺の寛朝僧正のところで、同席した公卿達に陰陽道の技でカエルを

殺してみせるようにせがまれ、術を用いて手を触れずにカエルを真平らに潰した

《 術を用いて手を触れずに・・・とは奇怪なことが(笑) これは式神を使って

カエルを殺したと推測するが、術とは「ヒトで無いモノ」を使って、カエルを殺したもので

「ヒトで無いモノ」とは【穢れた者】【下賤なモノ】【目にするとケガレを連想する者】

つまりは「アンダーグラウンドに生きる者」のことだろう、穢れは見えないモノとした

当時の貴族の建前だと思える(口にすることすら穢れなのである)》



*晴明の家では式神を家事に使っており、人もいないのに勝手に門が開閉していた

《こんな当時から自動ドアがある訳が無い・・・目には見えないモノ、観てはいけない者が

扉を開け閉めしていただけである》


*晴明が幼少の頃、賀茂忠行の夜行に供をしている時、夜道に鬼の姿を見て忠行に

知らせた。忠行は晴明が優れた才能を持つことを悟り、陰陽道のすべてを教え込んだ

《この時すでに、晴明は親のチカラで被差別民を使っていたのではないか

そのアンダーグラウンドの者たちの情報や連絡で、様々な事を知る立場にあった

しかし、幼少とは間違いだろう、28歳の時に大舎人という最下級役人だったのだから

そんな鋭敏さが解っていれば40歳で天文得業生になったのは、不可解ではないだろうか


次回は安倍晴明がなぜ立身出世をしたのか? 

信太の狐の正体を考えてみたい。

(つづく)
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Posted on 2017/08/13 Sun. 23:54 [edit]

category: 歴史

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