FC2ブログ

言霊と和歌  


和歌

和歌というのは日本固有の文化です

三十一文字の中に人生の事象を読み込む形  

いや 壮大な宇宙すら描いて行く言葉の世界観に

魅了される人も多いのです


では、この和歌はどうして花開き完成されてきたのでしょうか

これから先は私の想像で何の根拠もありませんので、批判は

御免蒙ります  ※念のため (笑)




歌(和歌)の始まりは「呪」「願い」「暗号」として、一部の人間の

間に浸透していったと私は考えています 


和歌を詠むことは『言挙げ』する事になります

古代日本では無駄な会話は少なく、神に対する言挙げが主体

だったと想像しています

別に日常会話が無かったとは言いませんが

日常的な会話も生きるための道具であり、又それ以上に

言挙げは重要性が高かったという意味です・・・


一つの例として

書き残す、言い伝えるという行為は重要性が高かったから

起きたものだと私は思っています


つまり、取るに足らない物事 出来事など、書いたり伝えたりする

以前に記憶にすら残らないのではないでしょうか


また、誰もが「当たり前」「常識的」なことは口にさえしなかった

とさえ考えています


そうであるならば、書き留める意義すら存在しません

会話のなかで、誰だって「風呂に入った」事を話すときに

「シャツを脱いで、靴下やトランクスを脱いでから浴室の

ドアを開けて入ったんだ」

そんな当たり前の事を口にする人はいません(笑)


躓くのは足下であって目線の上でない事は

あまりにも当たり前すぎて、説明するまでもありませんよね


もうひとつ忘れてはいけないこと

言葉を知らない人間には「歌」を詠むことは出来ないという事です


教養がなければ詠めないのが古代の「歌」であり

現代日本と異なり全ての人間に対し、情報や修学の機会が

有った可能性は極めて小さく

現代以上に歌=知性=チカラだったはずです

優れた歌を詠む能力は即ち選ばれた者だけがもつ『チカラ』

一部の人間の間にだけ、成しうるのが「詠む」事だった気がします


和歌の始まりが「呪」だったものが、儚い願いにも使われ

特定の人にだけわかる「通信手段」になって

他人には知られたくない通信(暗号文)に変化していった可能性

を感じています



歴史上の知識人たちが解釈し伝えてきたものが、正解である

とは思えないものだってあります

例えば、平安期以前の歌には解釈できないものもあります

古代朝鮮語で書かれているという説まであり

当然ながらルール本など存在しないうえに、詠み手の心情まで推量する

解釈には異論があっても不思議ではありません


ヤマトの天皇(すめらみこと)の一番の仕事は祭祀ではありません

祭祀は女性(たとえば巫女)の領域です

※日本書紀の中の神功皇后の記述に顕著に現れています


では天皇の仕事は何でしょうか?

それこそが【歌を詠むこと】だったのではないでしょうか

事挙げすることこそ【統治者の使命】だったと私は考えます


その傾向は平安期における天皇が仏教徒(仏の僕)になって

祭祀ではなく、和歌を詠むことが日常だったことからも窺えます

上手な歌を詠めることが知性と教養のバロメーターだった

その代表が天皇を頂点とした公家と呼ばれる貴族たちでした

詠んだ歌をどう評価するかの基準は私には理解できませんが

現代感覚では推し量れない「何か」があったのかもしれません。


関連記事
スポンサーサイト

Posted on 2018/08/05 Sun. 21:38 [edit]

category: 歴史

tb: 0   cm: 2

コメント

kuonさんへ

こんにちは お暑う御座います

言霊使いの今上陛下が、言霊を扱えないとは世も末か?


天に乞う 受難の時節(とき) 
 
  歌を忘れた カナリアの 末路は悲し

URL | 長屋の爺 #-
2018/08/12 09:45 | edit

おはようございます。

このお記事、13日にお借りしにあがります。よろしくお願い申し上げます。

立秋とは天皇の「こころ寄せる」なるお言葉に似て、全く実態無く実感あらざる言葉。

残暑の酷薄にはただに身をゆだねるのみ、にて、えんやこら乗り切らねば、と、これも言葉のみは勇ましく(笑)。

URL | KUON #-
2018/08/10 08:55 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://tukuyomi2017.blog.fc2.com/tb.php/214-f1a7dce2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

訪問者

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top