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見えない責任の正体  


日本人の代表的な文化とは何か?

個人によって様々な事を連想するでしょうが・・・・

私は「言霊文化」だと思っています


アジアの島国である日本を、今日まで支えてきたのは他でもない

言霊に支配され「曖昧な表現」「佳き言葉」「悪いことを想定しない」

ことだったのです




言葉は生き物であり、口にした途端、「命」を持って

存在し、見えない力を発揮する

言葉を巧みに使い、自分達の都合のよい方向に導いて進化してきた


例えば・・・

医者が患者の体に病巣を発見(確認)し「ガン宣告」をするときも

宣告ではなく「告知」という言葉に置き換えます

さらには、事実を告げるのが医師の務めであるはずが、患者の体に

起こっている重大な現実すら本人ではなく、家族に伝えるなど理解に

苦しむことが多いのも事実です

しかし、これは医師の責任と言うより、患者自身の言霊思想によって

言い換えられたり、患者自身が起こってはいけないことを口にする医師を

認めない文化なのであり、諸外国には理解できない悪しき文化と言えます



起こってはいけないことは「口にしてはダメ」なのが基本であり

宣告は「死」を連想し、告知は単なる状態を報告する儀式という

認識でしょうか?



3.11東日本大震災の際に起こった原発事故

この事故における政府事故調査検証委員会の報告書に顕著に

表されていることが有ります

「『長時間の全電源喪失は起こらない』との前提の下に全てが構築

運営されていたことに尽きる」



想定したら「起こってしまう」のだから、どんな事があろうとも

口にしても、考えてもいけないのであり、日本という国において

想定すること(口にすること)は望んでいることになるのだ!


原発事故など「起こってはいけないこと」なのだから

原発に関わる全ての人間は想定すらしてはいけないのです


旧民主党の野田首相は大飯原発再稼働決定に際して、こう断言しました

「全電源を失っても炉心損傷に至らない事が確認されている」

何を根拠に断言したのか聞いてみたいですがね


そもそも炉心損傷という単語の意味がわかりません(笑)


炉心は核燃料ですから電源喪失することによって損傷ではなく、消失若しくは

消滅ではないのかと私は思いますけど・・・・

当時の状況を思い起こしても、炉心は損傷などというレベルでなく

溶解したのが事実なのは誰しもが知っている事です


汚染水と言ってはダメ「滞留水」と言いなさい

冠水は本来「水棺」と呼ぶものだったが、「棺」は棺桶を連想するので

東電は使わないことにしました


佳くない言葉は言い換えるのが言霊思想ですから

私だけでなく多くの日本人は気づいているでしょう!


誰の責任だったのかを明確にできなかった(敢えてしなかった)調査委員会

最終的には言霊の責任で蓋をしたのですから、どんなに被災者が憤っても

真実は闇の彼方ということです



日本の政治行政が国民の意思と乖離していることの根本は「責任を取らない」

ままに済ませてしまう文化(言霊体質)にあると思います


謝罪すれば「禊(みそぎ)」がすんだことになる日本

原因責任より結果を重要視する体質は、言霊の成せる効果かもしれません


災害のときに政治行政の幹部が何をしていようと災害は起きるのですが

「その人間の行動が災害と関連している」

そう考えて「不埒」「不謹慎」「不徳」という言葉に置き換えます


これは日本人が無意識に持っている『災異思想(さいいしそう)』が

原因なのかもしれません

災異思想や天人相関については、さらに考えていきたいと思っています。




次回からは「言霊と和歌」「自然現象と八百万の神」「天皇と徳」など

何回かにわけて考えて行きたいと思いますので・・・・。

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Posted on 2018/08/05 Sun. 00:00 [edit]

category: 私の思い

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