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難読漢字  


この国には多くの読めなくて当然の難読漢字が

存在します

このような国はそんなに多くない気がしますが

漢字、平仮名、カナと言語を表現するアイテムが

多いこともその一因でしょうし、文字(漢字)が後から

この国に入ってきたからだとも思えます


さて、紫陽花 この文字を習わずによむことはできません

単字からの応用ができない文字なのです

どうしてこういった文字が多いのか?


その答えは常から私が唱えている 最初に音ありき だからです


アジサイという花の事は万葉集が嚆矢(こうし)だと思われますが

現代人が考えるほどアジサイは庶民に好まれていたわけではなさそうです


万葉集にはたった二首が残されているだけですから

ポピュラーとは言い難いかもですね


事(こと)問はぬ 木すら味狭藍(あじさい)

  諸(もろと)らが 練(ねり)の村戸(むらと)に

           あざむかえけり


安治佐為(あじさい)の 八重咲く如く

  やつ代にを いませわが背子(せこ)

    見つつ思(しの)はむ



歌の素養のない爺には評価など望みませぬように(笑)



こうしてみてもアジサイは固定された文字が無かった

花を指す言葉、音はあっても文字は詠み人に委ねていた

そう解釈できます



ではどうして「紫陽花」という漢字が当てられたのか?

時は平安の世、歌人で学者だった 源 順(したごう)という人が

白楽天の詩のなかに出てくる「紫陽花」という花が、ヤマトに

咲く「アジサイ」と同じだと考え、この文字を当てたからだと

考えられています (実際はアジサイとは違うようですが)


季語にもアジサイは見当たりません

ごく一般的では無かった可能性すら感じますね (素人の勘ですが 笑)


今では多くの日本人だけでなく海外からもアジサイを見るために

足を運びますが、その目的地の多くが「寺院」なのをご存知でしょうか?


この季節(6月)は気温の変化が激しく、昔は「流行病」で亡くなる人が

多かったといいます

その死者に手向ける花としてアジサイがお寺に植えられたと言います


ですからアジサイの咲き誇るお寺は、かつて多くの人が流行病で

命を落とした地域にある寺なのだそう


今のように紫陽花の鑑賞が一般的になったのは戦後のこと

伝統と思っていたことが、つい最近の事だった顕著な例と

いうことかもしれません


私個人の思いですが、紫陽花の文字より 味狭藍 のほうが

この花を素直に表現していると思っております。


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Posted on 2018/06/26 Tue. 23:13 [edit]

category: 歴史

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